仕事が多様化する現在において職業選択にお困りでないですか?
ここでは、書籍「4021の研究データが導き出す科学的な適職」をもとに幸福度に関係する要素とそうでない考え方に関して私なりにご紹介いたします。
就職先や転職先を考える際に参考にしてみてください!
最高な職業を選ぶために知っておくべき考え
ここでは、職業選択において幸福度に関係しない考え方と関係する要素の二つに分けて紹介します。
①好きを仕事にする
②給料の多い仕事を選ぶ
③楽な仕事を選ぶ
①自由
②達成
③貢献
職業選択において幸福度に関係しない考え方
①好きを仕事にしても幸せは得られない
好きを仕事にすべきだって、よく聞くのに~
「好きなことを仕事にしたい」これは誰もが思うことでしょう。
しかし、本書によると、好きなことを仕事にしようがしまいが、最終的な幸福感は変わらないと研究結果から結論づけています。
理由としては、好きなことを仕事にしても、理想とかけ離れたことがあるとその分落ち込みが大きいからです。
例えば、自分のやりたい仕事につけたとしても以下のような出来事があった際には好きなことが好きではなくなり、幸福度は下がっていくでしょう。
例えば、、、
本書では、研究結果をもとに「仕事は続けるうちに好きになると考える人」や「仕事は仕事として割り切る人」の方が、成長が早く、年収・幸福度などが高いと紹介されています。
就職先や転職先を調べる際には「好きなこと」だけでなくそれ以外にも視野を向けてみることが大切だといえます。
嫌なことがあることを考慮する必要があるということですね!
好きに関係ない仕事にも目を向けることが大切ってことやな!
②給料の多い仕事を選んでも幸せは得られない
僕、初任給ばかりに目をやってました、、、
企業を探す際に多くの人が収入の多いところを優先的に探すでしょう。
しかし、本書ではメタ分析などの結果より、給料の多い少ないは私たちの幸福や仕事の満足度とはほぼ無関係であると紹介しています。
メタ分析とは
過去に行われた多くの研究のデータをまとめて、大きな結論を出すこと。大量のデータをもとにするだけ、より精度の高い結論を出すことができる。
また、収入を増やすよりも結婚をしたり、健康レベルを上げたりした方がより多くの幸福度が得られると紹介しています。
皆さんも、給料が上がった経験より以下のような経験の方が心に残っていませんか?
お金というものは幸せな生活を送るためには必要であるため、ついつい目が行ってしまいがちです。
しかし、あくまでお金は上記で示した経験をするために使うツールであり、皆さんが求めるものはお金の先にあるということです。
お金を稼ぐための本質を見失っていました、、、
お金を求めすぎて、幸せを失っては本末転倒ということやな!
③楽な仕事を選んでも幸せは得られない
楽な仕事の方がストレスが少ない気がするのですが
「楽な仕事がいい」、「楽なバイトで稼ぎたい」誰もが思うことでしょう。
しかし、逆に楽すぎる仕事もストレスにつながる原因になるのです。
皆さんもバイトなどでお客さんが来ないとき、暇すぎて辛いみたいな経験はないですか?
また、楽な仕事の場合、スキルも身に付かず、将来自分は何をしていたんだと後悔することでしょう。
本書では研究結果より、楽な仕事よりも少しハードな仕事をこなしている人の方が幸福度は高いと結論付けています。
そのため、楽な仕事よりも
少し負荷のある仕事を探してみるという視点を持つと良いかもしれません。
ある程度やりがいを感じれる方が幸せということですね!
ある程度の負荷を与えんと育たんことに関しては筋トレと同じやな!
職業選択において幸福度に関係する要素
①「自由」は幸福度に関係する
本書では、多くの研究結果をもとになるべく自由の利く仕事を追い求めてほしいと促しています。
ここでの「自由」とは以下のようなことです。
また、本書ではロンドン大学の研究結果をもとに
「不自由な職場はタバコよりも体に悪い」と紹介しています。
例えば、労働場所を自由に決めれるとしましょう。
その場合、毎日の満員電車に乗ることなく平和な朝が迎えることができストレスを軽減させることができます。
そのほかにも、労働時間を自由に決めることができ、残業時間を月20時間以内にできたとしたら、、、
家族に会う時間や趣味の時間を増やすことができ、幸福度に大きく影響するといえます。
つまり、自由の範囲が広ければ、それだけ幸福度に良い影響をもたらすということですね!
ある調査では、満員電車は戦場以上のストレスらしいで!
それはストレスがたまりそうですね、、、
②「達成」は幸福度に関係する
本書では、ハーバード大学の研究をもとに、
「人間のモチベーションがもっとも高まるのは、少しでも仕事が前に進んでいるとき」と紹介しています。
例えばバイトや勉強などで、できることが増えた時モチベが上がったことはありませんか?
皆さんは、この時モチベだけでなく、幸福度も上がっているのです!
達成感が得やすいかを知るためには何を調べればいいんですか?
本書では、それを知るためにはその企業のフィードバックシステムに焦点を当てることが大事だと紹介しています。
フィードバックをよくしてくれる or フィードバックが得やすい企業であれば、それだけあなたのモチベに影響してくるからです!
確かに、バイトで褒められてうれしかった経験があります!
短いスパンでフィードバックが得られる企業がおすすめやで!
③「貢献」は幸福度に関係する
本書では、シカゴ大学の研究をもとに最も満足度の高い職業トップ5を紹介していました。
それが以下の5つになります。
- 聖職者
- 理学療法士
- 消防員
- 教育関係
- 画家・彫刻家
共通点がないような気がするのですが、、、
一見、共通点のないリストのように見えるのですが、これらは仕事の満足度に関係する要素をもっているのです。
その要素とは以下の3つです。
皆さんもバイトで後輩に仕事を教えるときにうれしい気持ちになったことは無いですか?
仕事以外でも、人に対して優しく接したことで高揚したことは無いですか?
人は自分が役に立てていると感じると、幸福度が向上するそうです!
他人のためにならない仕事はないですが、貢献できていると感じられる仕事には相性があると思います。
これから仕事を探す際には、
「どういった仕事なら自分が貢献していると感じられるか?」
という視点を持って考えてみるのも一つの手段です!
ぜひ試してみてください!
まとめ
今回は書籍「4021の研究データが導き出す科学的な適職」をもとに幸福度に関係する要素とそうでない考え方に関して私なりにご紹介しました。
私自身も、最初は「好きなことを仕事にしなけばいけない」というプレッシャーがありましたが、このことを知ったおかげで少し心が楽になりました。
また、楽で給料の多い企業ばかりを探していましたが、広い視点を持って企業研究できるようになりました。
皆さんも今回の内容を参考にして就職先などを探してみてください!
今回参考にした書籍
今回解説した内容以外にも、この本では自分が求めている企業を数値化して順位付けするための分析方法が紹介されています。
書籍名:科学的な適職 4021の研究データが導き出す 最高の職業の選び方
著者:鈴木裕
出版社:クロスメディア・パブリッシング
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